概要

このプロジェクトは FIWARE の一部であり、TM Forum と協力して行われています。

Business API Ecosystem は、FIWARE Business Framework と、TMForum によって提供されるAPIのセットおよびそのリファレンス実装で構成されたジョイント・コンポーネントです。このコンポーネントにより、オファリングの作成から課金、会計、収入決済や共有までのサービスライフサイクル全体で、さまざまな種類のアセット(デジタルと物理の両方)の収益化が可能になります。Business API Ecosystemは、TMForum standard APIsを通じてその完全な機能を提供します。具体的には、catalog management, ordering management, inventory management, usage management, billing, customer, party APIs が含まれています。

Business API Ecosystem は単一のソフトウェアリポジトリではありませんが、完全な機能を提供するために協調して動作するさまざまなプロジェクトで構成されています。

具体的には、Business API Ecosystem は次のコンポーネントで構成されています :

  • TM Forum APIs のリファレンス実装: catalog management, ordering management, inventory management, usage management, billing, customer, party APIsのリファレンス実装
  • Business Ecosystem Charging Backend: さまざまな価格設定モデル、会計情報、収益共有レポートを処理するコンポーネントです。この情報を使用して、Business Ecosystem Charging Backendは、請求する金額を計算し、顧客に請求し、売り手に支払うことができます。
  • Business Ecosystem RSS: 関係するステークホルダーの間で、特定サービスの使用によって生じる収益の分配を担当します。特に、Business API Ecosystem インスタンス・プロバイダとそのサービスを担当するサービス・プロバイダとの間で、サービスによって得られた収益の一部を分配することに重点を置いています。”サービス”という用語は、最終的なアプリケーションと、通常はAPIを通じて公開されるバックエンドアプリケーションサービスの両方を指します。コンポジットサービスの場合、複数のサービスプロバイダが収益の一部を受け取る必要がある場合があることに注意してください。(RSS: Revenue Settlement and Sharing System)
  • Business Ecosystem Logic Proxy: Business API Ecosystem にアクセスするためのエンドポイントとして機能します。一方では、認証、認可およびビジネスロジックの観点からのリクエストの内容を含む、ユーザリクエストを検証する API をオーケストレートします。システムと対話するために使用できる Web ポータルを提供します。